第三者監視組織の設置を求める緊急院内集会

薬害肝炎全国原告団弁護団が平成24年5月21日、薬害監視の第三者機関設立を求める緊急院内集会を開催しました。参議院地下1階の部屋は100名近い参加者の熱気であふれました。
まず薬害肝炎全国弁護団の鈴木利広代表が、これまでの第三者監視組織の議論の経緯、民主党の歴代大臣が設置を約束しながら守っていない約束不履行の状況を説明。
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(2010年6月28日・大臣協議・長妻大臣発言) (2011年7月8日・大臣協議・細川大臣発言) |
続いて、山口美智子原告団代表が強く理解を求めました。
「大臣が法案を提出するから待ってくれと約束したからこそ、私たちは最終提言から2年間待ってきたのです。それを今になって大臣が提出できないということでは話が違います。薬害防止のための第三者組織設立は必要不可欠。『反省なくして再発防止なし』。これが私たちの気持ちです。大臣自らが閣法として設立させることが大事。必ず作ってもらいたい。ぜひご理解を頂き、お力を貸してください。」
さらに、薬害オンブズパースンの事務局長であり、検証委員会のメンバーでもあった水口弁護士が訴えます。
「私は薬害オンブズパースンという民間の第三者組織の事務局長としてかかわってきました。到達点としては薬害監視の第三者組織が必要。それを自ら政府が作る。それが私たちの活動の到達点でもあるし、検証委員会の提言の一つでもあります」
この日の緊急院内集会には、与野党から9名の国会議員、25名の国会議員秘書も参加しました。
まず社民党政策審議会の副会長の吉田忠智議員が挨拶。
「国会会期末が6月21日とちょうど1か月になりました。社会保障と税の一体改革以外については審議が止まっている。毎回厚生労働大臣が約束しているのに実現できないのはこの薬害の根深さ。政官業の癒着そのものが度重なる薬害を招いた。この第三者機関の設置はそういった癒着を断ち切る大きな力になる。大きなエネルギーと力がいると思うので、一緒に第三者組織の設立に向けて頑張っていきたいと思います」
民主党の山井和則議員は、「薬害肝炎原告団弁護団の力で薬害肝炎救済法ができた。原告の皆さんの必死の運動がなければこの議員立法は成立しなかった。それをふまえて肝炎基本法も成立した。さらにこういう皆さんの活動がなければB型肝炎訴訟の解決にもおよばかった。残された大きな問題がこの第三者機関の設立である。閣法として成立させる目処がたっていないのは申し訳ない。皆さんの思いを受け止めて1日も早く提出し、成立させるように努力したい」と述べました。
そのほか、薬害肝炎救済法の成立に当時の与党として尽力頂いた議員も参加しました。
その一人・公明党の坂口力議員は、「自分が与党の時には官僚も説得することは説得してやってきた。民主党政権になって長妻大臣、細川大臣も約束しました。小宮山大臣にも国会で質問しましたが、小宮山大臣は『今年中には』という回答だった。あと半年残っているので何とか努力してくれるのではないか。ぜひともやってほしい。私も発言を続けたいと思っている」と期待を述べました。
共産党の穀田恵二議員が、「この会期中に形はどうあれ力を尽くしたい。ここにいる議員の皆さんにも、自分の党に戻って責任を持とうと言いたい」と呼びかけると、会場は大きな拍手に包まれました。
最後に薬害被害者団体・薬被連の花井氏が今の現状を的確に表したコメントをして、集会は最後を迎えました。
「薬被連は11の薬害団体からなります。薬害再発防止を願って既に半世紀経ちました。政府が薬害再発防止のための検討会を開催したのは、薬害肝炎が初めてであり、画期的なことでした。その検討会の最大の目玉がこの第三者監視組織になります。綿々と続く戦いの集大成と思っているのでよろしくお願いします」、「またもう一つだけ言っておきたいことがあります。大臣が約束したことを行わないというのは今までなかったのではないか。全会派一致で今回も利害を超えてお願いしたい」
既に薬害肝炎検証委員会の寺野彰委員が、「薬害防止に関する第三者監視評価組織に関する薬事法改正条文案」を発表しています。法改正自体はさほど困難なものではなく、要するに、民主党政府・厚労大臣の決意の問題といえるでしょう。
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第○章 薬害防止に関する第三者監視評価委員会 (設置及び目的) (権能) (資料の提出要求等) (職権の行使) (組織) (委員の選任・任命) (委員の任期等) (委員長) (事務局) (運営) (政令への委任) |







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