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2008.11.29

進まない肝炎治療費の助成

Kyougi22 薬害肝炎原告団弁護団の活動が実り、今年度からようやく始まった肝炎患者に対するIF(インターフェロン)治療費の助成制度。
 ところが、8月末まで助成を受けた患者数は、国の年間10万人という目標に対し2万人弱にとどまっています。

 原因は2つあると思います。
 1つ目は、制度の周知徹底不足です。
 薬害肝炎九州弁護団は現在、九州沖縄山口全県庁を訪問し、制度広報含めた肝炎治療体制の充実を求めています。「県民に広報すること一つとっても、県側に必死さが足りないように感じる」。参加した原告はこう感想を述べていました。

 2つ目は、制度自体の問題です。
 薬害肝炎原告団弁護団は、収入にかかわらず一律助成を求めていました。
 しかし政府が導入した制度は、(1)世帯当たりの市町村民税の課税年額が 6万5000円未満で、自己負担月1万円、(2)課税年額が6万5000円以上23万5000円未満で、自己負担月3万円(3)課税年額が23万5000円以上で、自己負担月5万円という内容です。
 案の定、(1)世帯については1万814人が助成を受けていますが、(2)は7661人、(3)は4087人と自己負担の高い世帯ほど助成数が少なくなっています。

 以上の現状をふまえると、国・地方公共団体、そして医療機関も一丸となった広報体制を検討するとともに、助成制度そのものの見直しが強く求められているといえます。

 そして、制度見直しにあたっては、予算措置の枠内の議論に終始するのではなく、肝炎基本法を制定した上で、「肝炎から治癒する人を増やす、そして、肝炎で亡くなる人を減らす」という大きな視点からの制度設計が望まれます。

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2008.11.28

弁護士会のCM

 福岡県弁護士会では、平成19年6、7月に初めてラジオおよびテレビCMを実施しました。本年も引き続き、ラジオは9か月間、テレビは年4回(1回につき、2週間から4週間)を放映中です。CMの内容は、多重債務の無料法律相談についてです。
 CM効果として、19年4月から9月までの6か月間でサラ金相談件数は6117件となり、18年度の1年分である5854件を大きく上回り、さらに1年間では実に1万1265件となりました。Cmbanner

 今後の検討課題は、多重債務者の救済が進むほど相談件数も減少するため、費用対効果との関係で多重債務問題のテレビ・ラジオCMを継続するかにあります。

 ですが、弁護士会の活動は、多重債務相談だけではありません。交通事故無料相談、子どもの人権相談、一般民事の相談、当番弁護士・当番付添人、高齢者・福祉の相談、外国人の相談など多岐に渡ります。
 今後は弁護士会(弁護士)自体の認知を高める視点でのCM継続が求められていると思われます。

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2008.11.25

本日の福岡地裁和解(11月25日)

 本日11月25日、福岡地裁第2民事部において和解協議が行われ、7名の和解が成立しました。内1名は基本合意締結の決まった日本製薬が製造販売するPPSBニチヤクの被害者です。
 また、国は今回も田辺三菱製薬の意見待ちという理由で3名の和解を保留。これで福岡地裁では10名の和解保留となりました。本日の進行協議でも原告側は強く意見を出しましたが、「企業の意見」というのは、あくまで国と企業の求償問題のためにすぎません。薬害肝炎救済法という立法的解決が図られた以上、法律の行政解釈としての基準(例えば、原告と国との間の覚書)をクリアーすれば、国は直ちに和解成立すべきです。

 一方、本日で、九州原告258名のうち163名の和解が成立したことになります。ちょうど1年前は、まだ418リスト問題が火を噴き、国会で追及していました。あっという間の1年でしたが、薬害肝炎全国弁護団は今後も早期和解成立を目指していきます。
  
 今後の福岡地裁における和解期日
11月25日(火)14時~   第2民事部(第3回)
12月12日(金)10時30分 第3民事部(第8回)
1月30日(金)11時30分  第3民事部(第9回)
1月30日(金)14時     第6民事部(第6回)
2月3日(火)16時15分   第2民事部(第4回)

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2008.11.24

日本製薬とも基本合意へ

 薬害肝炎全国原告団・弁護団は平成20年11月24日、大阪において全国会議を開催し、被告企業日本製薬との間の基本合意案について基本的に了承することを確認しました。そして、12月14日(日曜日)に福岡で予定されていた全国会議を変更し、日本製薬との基本合意調印式として申し入れることになりました。
 個別掘り起こし、個別救済は続きますが、裁判上の総論的な闘いは、全面解決を迎えることになります。

 九州原告団258名の中にも日本製薬が製造販売していたPPSBニチヤクの被害者が8名います。いずれも出生直後に投与された方が大半で、20代6名、30代2名と若年被害者が多いことが特徴です。
 8名は全員福岡県在住で、男性4名・女性4名、無症候性キャリア1名、慢性肝炎7名となります。
 8名中5名の原告は、国との間において既に和解が成立しており、1名は、明日午後の福岡地裁における和解協議で和解成立予定です。基本合意を締結した後、順次、日本製薬に対しては請求放棄手続きを取ることになります。

 なお、日本肝臓病団体協議会の事務局長の高畠譲二さんが、金曜日午前のB型肝炎訴訟の東京地裁第1回公判の終了後、弁護士会館で行われた報告会で挨拶中に倒れられ、懸命な治療が施されましたがお亡くなりになりました。5年間の薬害肝炎訴訟においても、東京行動の際にはいつも駆けつけてくださっていました。ご冥福をお祈り申し上げます。

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2008.11.22

最近の悪徳商法

 「最近の悪徳商法 ~その被害と対策」と題して、宗像市消費生活センターのお招きで講演を行いました。天気の悪い中、たくさんの方々が熱心に耳を傾けてくださいました。
 最近の傾向を一言でいえば、架空請求の深化と巧妙化と言えるでしょう。2003年頃から被害が出始め、それ以来毎年250億円もの被害が報告されています。

Kouen 「オレオレ詐欺」「ボクボク詐欺」「振り込め詐欺」・・・色んな表現がされますが、要するに、嘘の請求の総称です。家族を騙る、友人を騙る、警察・行政を騙る、法律事務所を騙る。何でもありの状況ですが、要は、いったん立ち止まって確認さえすれば被害は避けられます。

 中には「あなたはカニが好きですか?」というアンケートのような電話があり、「嫌いじゃないですけど・・」と応えると、いきなりカニが送りつけられ、後から代金名目の高額な金員を請求されるという被害も報告されています。
 年末から年始にかけて何かと動きのでる時期ですから注意が必要ですね。

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2008.11.21

薬害肝炎検証会議、来年度の日程

 薬害肝炎検証会議の来年度の日程は、以下の通りです。場所は未定(厚労省内会議室と思われます)。

 平成21年1月15日(木)14時~16時 再発防止提言の骨子提示
                  これまでの議論の整理(NRI)

 平成21年2月27日(金)14時~16時 提言案提示・議論

 平成21年3月18日(水)14時~16時 提言案の議論続き

 平成21年3月30日(月)15時~17時 提言のまとめ

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2008.11.13

第7回検証会議配布資料

 20年11月11日に開催されました第7回検証会議の配布資料が、厚労省ホームページにアップされました。 
 
 「検証項目(案)」、「薬害肝炎の発生・拡大に関する薬務行政の動きアウトプット・イメージ」、「薬害肝炎の発生・拡大に関する医薬品供給事業者の動きアウトプット・イメージ」、「再発防止のための医薬品行政の見直しという観点からご議論いただきたい点」などがダウンロードできます。

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2008.11.12

医療講演会「ウイルス性肝炎と肝がんの最新治療」

 九州肝臓友の会から講演会のお知らせです。参加費無料で事前申込み不要です。
 福岡大学の向坂教授が講演の後、質疑応答にも答えてくれますので、治療にお悩みの患者さんは出席されてみたらいかがでしょうか。
 日時:11月16日(日)午後1時30分から午後4時半
 場所:福岡市健康づくりセンター(あいれふ)10階講堂(福岡市中央区舞鶴2丁目5-1
 講師:向坂彰太郎先生(福岡大学医学部消化器内科主任教授)

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2008.11.11

薬害肝炎訴訟、東京高裁・地裁期日と全国和解の現状

080228nyutei1 東京高裁第1回弁論期日が平成20年11月11日に開かれ、田辺三菱製薬との基本合意を受け、東京原告19名が請求放棄を行いました。実名公表原告の山本信子さん(原告16番)、浅倉美津子さん(原告18番)、平井要さん(原告19番)が含まれます。
 10月2日大阪高裁、10月10日福岡高裁、その後の名古屋高裁、仙台高裁に続く請求放棄で、これにより5高裁すべてで請求放棄が行われたことになります。

 また、東京地裁の和解期日も同日開かれ、30名について和解が成立しました(企業の意見留保で保留者が14名も出ました)。
 ただし、フィブリン糊ケースについて、国は資料提出を求める求釈明を繰り返すだけで、提訴以来9ヵ月間に渡って認否すら行わない異常な状態を続け、被害者救済を遅延させています。

 なお、薬害肝炎全国原告団の原告数及び和解数は次の通りです。
 全国原告総数は1222名(うち、九州258名、仙台66名、東京は368名、名古屋112名、大阪393名、松江7名、広島9名、岡山6名、鳥取3名)。
 和解成立原告は、全国で555名になりました。
 全国一斉新規提訴は2ヵ月に1回程度行っており、次回は12月18日(木)を予定していますので、提訴希望の方は各地の薬害肝炎弁護団にご相談ください。

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2008.11.09

薬害肝炎第7回検証会議

 第7回検証会議が、以下の日程で行われます。
 
 日時:11月11日(火)15時~17時
 場所:厚労省17階 専用第18~20会議室
 議題:(検証3)薬務行政の問題点の説明(研究班)と議論
     (検証4)医薬品供給事業者の問題点の説明(研究班)と議論 

 なお、第1回から第5回までの会議資料はダウンロードできます。
 10月27日の第6回会議資料もアップされました。

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