厚生労働省分割を巡る一こま
麻生総理が、厚生労働省分割・再編を断念しました。ことの発端は、政府の肝いりで有識者を選任して開催されている安心社会実現会議。
この会議で、読売新聞グループ会長の渡辺恒雄氏が持ち出した厚生労働省分割の提案に、麻生総理が飛びついた形で話が急浮上したものです。
ところが、厚生労働省はもとより、政府内、野党、世論からも反発を受けて、麻生総理は、あっさりと断念を表明したという経緯です。
28日夜開催された安心社会実現会議で、有識者として選任されていた薬害肝炎全国原告団代表の山口美智子さんが、「衆議院選挙のためのパフォーマンスだとの思惑が広がり残念」と発現すると、渡辺会長が「取り消せ。無礼だ」と反発したと各紙で取り上げられていました。
山口さんがパフォーマンスと指摘したのは、渡辺会長の「提案」に乗って右往左往した「政治の対応」であるにもかかわらず、それに対して、渡辺会長が、「怒声」(5月29日付け毎日新聞)をあげて、「会議は一時険悪な雰囲気に包まれ」(同日日経新聞)るまで感情的に反発するのも、なんだかよく分かりません。
厚生労働省(厚生省)の違法行為によって薬害被害にあった山口さんが、国民の目線、消費者の目線、被害者の目線で率直な思いを吐露した言葉に共感を覚える人が多かったのではないでしょうか。
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この日の会合では、委員の山口美智子・薬害肝炎全国原告団代表(福岡市)が「一委員が提言された分割再編が報道され、衆院選のためのパフォーマンスとの思惑が広まり残念」と発言。「国民は党利党略に嫌気が差している。国民の公僕としての本来の政治を取り戻してほしい」と述べた。 |






Comments
私も、山口さんに同感です。それにしても、対等に意見を述べる姿勢が、とても、えらい。肝炎患者さんはすべて、そのつもりで、対等にいっていいのですってことを知って欲しい。やってくださいではなくて、助成も基本法もつくるのが当然であることを胸を張って、思って欲しいですね。予算があればとか、何とかお願いしますなんて、命が確実に失われているのに他に重要な対策がありますか?確実に救える命がたくさんあるのに他に重要な法案がありますか?胸に手を当てれば人であれば誰でも気付くことだと思います。
Posted by: Kawanishi | 2009.06.01 at 00:22