「最先端ITで弁護士育てる」
朝日新聞の記事からです。
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「最先端ITで弁護士育てる」(7月13日朝日新聞朝刊) テレビ電話会議システムを使った講義が九州・沖縄の4大学の法科大学院で行われている。IT(情報)を活用した遠隔授業で、質が高く、司法過疎を見据えた未来型弁護士の育成を目指す。・・・スクリーンによる授業は、九州、熊本、鹿児島、琉球の国立4大学の法科大学院が連携して勧める最先端の遠隔講義システムだ。NTTに開発を依頼し、1校あたり数千万円をかけて導入した。・・講義中、学生の手元にあるのはノートパソコンだけ・・講義はネットを通じたチャットで行った・・ |
要は各ロースクールの教室をTV電話会議で結び共通の講義を行うものです。「最先端IT」というと違和感もありますが、ロースクールの学生がパソコン、ネットに慣れるという意義付けでしょうか。
以下の指摘もありました。
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離島が多い鹿児島や沖縄では、離島の住民が法律相談をしたくても、弁護士側が「移動時間と費用がかかりすぎる」などの理由で断る場合も少なくない。・・・鹿児島大学は、テレビ電話を活用して法律相談を行い、電子データで資料をやりとりするという将来像を描く。また弁護士が少ない過疎地でも、都市部と同じレベルの司法サービスを住民に提供したいと考えている。 |
鹿児島県弁護士会をはじめ九州弁護士連合会の弁護士会は、既にテレビ電話会議による会議を行っていますので、弁護士会側のシステムは利用可能です。
一方、離島にお住まいの各家庭でテレビ電話会議システムを利用できる人(インターネット環境にある人)がどれ位おられるかというと、なかなか難しいところがあります。弁護士会が自前で、わざわざ各離島にテレビ電話会議を利用できる「法律相談場所」を提供することも非現実的です(むしろ公設事務所を出せるかどうかの問題であり、公設事務所を出せばそもそも面談相談できる)。
となると、各行政が住民サービスの一環として庁舎内にテレビ電話会議システムを利用できる場所を設置し、それを弁護士会と結んで、テレビ電話会議を利用した法律相談を実施するということはありえるかもしれません。
最後に残るのは法律相談料の収受。
例えば福岡県弁護士会はチケット制度といって、行政から一定の料金をまとめて支払ってもらい、当該行政区の住民からの法律相談を無料で実施する制度を広く行っています。
このチケット制度を利用した行政であれば、法律相談料の収受もないため利用可能かもしれません。
もっとも行政と折衝してそこまでの「仕掛け」を作っても、ニーズがどこまであるかは検証が必要になりそうです。






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